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【Ardmore-A700】シモン・ゴールドベルク & リリー・クラウス ■モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ Vol.2

A70013 Szymon Goldberg   &  Lili Kraus     【Mozart Vol.2】

A700-13    \2200

モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第35番Kv.379 第36番Kv.380 第41番Kv.481

         ヴァイオリン協奏曲第5番Kv.219 (Adagio) *

(ヴァイオリン) シモン・ゴールドベルク  (ピアノ) リリー・クラウス

パウル・クレツキー指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 *

78rpm  Parlophone SW8000/6   8011/3  -  1935,36,37年録音MONO

78rpm  Telefunken  1234  -  1932年6月23日ベルリン録音MONO *

《リリー・クラウスとシモン・ゴールドベルクによる、モーツァルト作曲「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ選集」はモーツァルティアンにとって永遠の憧れ。》

この演奏は、これまで国内と海外CDで発売されたし、LPでは最も古い復刻が米DECCAの3枚組、そして東芝からもLPが、金属メタル原版からの復刻が出されてきた。

それぞれ、オークション市場では高値で取引され、たいていのファンはこれらいずれかを所有して、満足している。
しかし、今回の復刻は、オリジナルSP(英パーロフォン)からダイレクトに復刻したもので、この音を聴くと、これまでの復刻がいかに真実を伝えていなかったのか、吃驚すること間違いなしだ。
まずこれまでの復刻に懸けられていたヴェールが剥ぎ取られ、二人が目の前で演奏していると錯覚を起こすほどのリアリティがある。
高低のダイナミックレンジも驚くほどに広く、奥行きも充分だ。
かつて「冷美」と称されたゴールドベルクのボウイングは、意外にも情熱的で、弦との擦れ音が間近に聞き取れる。
クラウスのしっかりとしたタッチはもちろんだが、意外なほどに気配りをみせつつ、ゴールドベルクと息を合わせる。
これまでこの演奏についてファンの間では、明らかにクラウスが主導権を握りテンポをリードしていると言われたものだ。
しかしそれは大きな勘違いであるということが、この復刻で明らかになる。
二人は綿密周到に準備し、むしろアンサンブルの経験とキャリアが上回るゴールドベルクが、「じゃじゃ馬」クラウスを手なづけた、ということがこの復刻ではっきり分かる。
そもそもこの二人のデュオは、1934年の夏、クラウスの師匠であったシュナーベルがゴールドベルクに、「リリーはまだ独り立ちできる腕ではないが、君が教えれば能力を発揮するだろう」と言い、スタートした。
彼らは1934年末から演奏旅行に出かけるのだが、二人がまず練習したのが、ここにも収録されているモーツァルトのK296であったという。
今回は復刻にあたり、SPには不可避なノイズの除去は最小限にとどめられ、二人の音色と掛け合いの妙が生々しくあらわれている。
「驚くべきは『懐かしの』名曲・名盤になっていないこと。永遠の現役盤」(中野 雄著 「モーツァルト 天才の秘密」 文春新書より)
であることが証明されるのは、この復刻をおいて他にない。まさに歴史的な快挙だ。
(アードモアのお客様より -  2013年頃)

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